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12R優勝戦。心に決めていた全速スタート。安達は見事にスリットで抜け出した。コンマ12のトップタイスタートから一気に内4艇を絞り込む。黄色のカポックが鮮やかに1マークを先制。安達の5コースまくりが見事に炸裂した瞬間だった。
「スタートで3号艇の松井さんが遅れているのが見えて、一方で自分が伸びていくのも分かっていた。その時考えていたことはもう、1マークを先に回ることだけ。狙い通りのまくりが決まりましたね」
3周は本当に長かった、と言う。1マークのターンが流れ、6号艇・池田浩二が差してきたのも安達はシッカリと把握していた。
「池田さん、怖かったですね(苦笑)。道中は最後までヒヤヒヤもんでしたから。まだ1周ある、まだ1周あるって、一つ一つのブイを大事に回ることで精いっぱいの状態で。3周2マークを回ってゴールラインが見えた瞬間も『よし、あれがゴールやな』って自分の中で確認したぐらいです。優勝を確信したのも、ゴールして確定板に『5』が出たのを見てからでしたから。もう必死でした」
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