津グランプリシリーズ第3戦 2日目 開催中開催はありません05/21
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決して完璧なコンディションとは言えないまま、12月9日、2回目の地元周年に乗り込んだ。ただ、それに反して明らかに流れはきていた。手にしたモーターは2連対率30.5%と数字上は低調機ながら、前検タイムは1番時計となる6.50をマーク。安達自身もこれには確かな手応えを感じていた。

「前検の時点で足は良かった。どの部分というか、全体的に強さがあって。準備したペラもうまく合ってくれた」

もちろん、その時点で優勝できるという確信など、生まれるはずもない。まずは「一走一走、シッカリと結果を残すことに集中できた」ということだけだ。舟足にある程度の感触を得た中で、安達は落ち着いて、徐々に上積みを図ることに成功していった。

初日から4・1・4・2・3・3着。安達は初日から大敗のないレース運びを披露。予選を6位通過と文句なしの展開で迎えた準優10Rも、1周1マークを冷静な差しで切り込んだ。道中では先行する1号艇・木村光宏を猛追。「グリップ感は安達君の方に分がある」。シリーズリーダーの舌をも巻かせた追い上げで、2着入線を果たしてみせた。


これでG1戦線での優出は、1月のびわこ新鋭王座決定戦以来、2回目。つまり周年では初の頂上決戦を迎えることに。それでも安達は至って冷静だった。前日に行われた優出インタビュー。その表情は、怖いくらいに落ち着いていた。事実、それを裏付けるだけの舟足も、気持ちの整理もできていた。

「優勝戦は外枠ということもあって、余計な力が入ることはなかった。プレッシャーですか? 誰も僕に『勝て』なんて言う人いませんでしたから(苦笑)、全くありませんでしたよ。エンジンには自信があった。あとは自分次第。スタートに集中するだけでした」

もはや状態は万全だったと言っていい。艇界のトップを走る面々を相手にも安達はブレることはなかった。進入でもし、6コースに流れることがあったとしても「やることは一緒」。スタート一本に勝負を懸けた。